ノブさんは『ねえさん』と呼ばれていた。長岡市内から電車で東の山の方の椿沢の農家から嫁いできた。私は4歳、彼女は18.19歳の美しいお嫁さんだった。 西神田の大和湯の長男平井久司に嫁いだが、当時長男から下の私まで6人の兄弟(8人兄弟)と両親がいて、総勢9人のと従業員の御飯を作ることになった。。母のサヨはその日から台所を『ノブさん』に任せた。